おはようございます
Hiroです。
少し前になりますが、
”今でしょ!”の林先生が
高学歴ニートに対して授業を
するという番組をやっていました。
途中から見ましたが、
とても興味深かったです。
高学歴ニートたちの
主張はだいたいこんな感じ
だったように思います。
自分たちは高学歴だから、
カッコ悪い仕事はしたくない。
好きなことだけやって、
それなりに給料が高くて楽な
仕事だけしたい。
それに対して、
林先生は
「好きなこと、やりたい事」
「嫌いなこと、やりたくない事」
で考える軸に対して、
「出来ること」「出来ないこと」
で考える軸もあると説きます。
林先生は若い頃
「好きなこと」をやっても
なかなかうまく行かず、
「出来ること」を中心に
やったらうまく
いったそうです。
林先生は教えることも、
その出演していた番組も
全然好きではないそうです。
ただ、
頼まれたからには
最高の結果を出そうと考えては
いるようでした。
林先生は
どのスタンスをとっても良い、
と淡々と話していたところに
共感が持てました。
高学歴ニートたちの
表情がみるみる変わって
いったのが印象的でした。
僕は林先生の考えに
似ていることろもありますが、
ちょっとスタンスが違います。
僕は「やりたい事」を
やったほうが良いと
思っています。
ただし、
「好きな事」はやらない
ほうが良いと思います。
林先生は
「やりたい事」と「好きな事」を
同じくくりにしていましたが、
僕は同じにしていません。
僕は今までに
「好きな事」をやろう!
と言っている人達に会った
ことがあります。
その中で本当に
楽しそうに仕事をしている人は
あまり多くありませんでした。
それはどうしてか…
「好き」「嫌い」を言い出すと、
脳のあるところが
動き始めます。
苦痛系と呼ばれる
ところです。
「好き」を考えた瞬間に、
脳は「嫌い」な事にも焦点を
当て始めます。
なので、
「好きな事だけしたい」
と言っていると、
「嫌いなこと探し」を脳は
しているのです。
これと比較して
「やりたい事」というのは、
好きとか嫌いとかと関係なく、
どうしてもやってしまう
ことです。
欲しい物のためには
「好き」とか「嫌い」とか
言っていられないものです。
人は意外と、
この「やりたい事」を無意識に
やっているものです。
ただ、
そこに気付いていない。
僕はこの「やりたい事」
こそが「使命」であったり、
「使命」に繋がることだと
思っています。
先日、
セッションをしたIさんも
無意識にやっていたことが
ありました。
このIさん、
継続でセッションを
受けていただいていましたが、
以前から男性に対して
何か役割があるのだろうと
感じていました。
それは、
Iさんが体験してきた出来事や
創り出している人間関係から
そう感じていました。
そして、
Iさんがお父様の話を
した時に確信しました。
Iさんのお父様はお仕事で
各地を転々とするかなり
自由な方のようです。
そして、
Iさんはお父様のお母様、
つまり、お祖母様に
ソックリなのだそうです。
ここで僕はピーンと来ました。
やっぱりか。
大変失礼ですが、
Iさんはいわゆる
ダメンズを救ったり、
導いたりする役割が
あるのでは?
するとIさん、
「私も最近そんな気がして
仕方ないんです!」
なんだ、
分かっているだ(・・)
実は彼女には直接
言っていないのですが、
きっと男性の、
いいえ弱い存在の「母」
としての役割もある
のだと思います。
彼女がダメンズ風な
人を放っておけない、
けれど、
まだそれを受け入れて
いなかったのは、
2つ理由があります。
1つは
その先にある創り出したい、
そして、
大切にしたい価値がまだ曖昧で
その必要性や重要性に
気付いていないから。
きっと、心の奥底、
魂は知っているんです。
でも、
表の意識までは
上がっていない。
セッションでは
それも一緒に探っていきました。
そして、
その価値は見つけられた、
と僕は思っています(^^)
2つ目の理由は、
自分の使命や役割が
自分には大きすぎる、
と感じてることです。
人は無意識に使命を
果たそうとしているものです。
しかし、使命が
「好きな事」と思い込んでいると、
人生に起きてくることの意味を
取り違えてしまうのですね。
そもそも好きな事が、
苦痛を避けたり楽をしたいだけ
になっている人は多いのです。
そして、
社会に変化をもたらすような人は
本当に好きな事だけ
していたのでしょうか?
好きとか嫌いとか関係なく、
知らず知らずのうちに
やってしまっていること、
やらずにはいられないこと
だったのではないでしょうか?
先の林先生も
好きじゃないと言いつつも、
とても情熱的に
高学歴ニートに語っていました。
Iさんも、
普通の人から見ると
どうしてそんなに大変な
仕事をしたいの?
どうして、
普通なら避けたい人に
関わっているの?
と見えることもありますが、
答えは簡単です。
それらがIさんの
使命や創り出したい価値
だからです。
「使命」は
誰にでもあります。
林先生にも、
高学歴ニートの若者にも、
Iさんにも、僕にも。
そして、あなたにも…
今までも
そこに繋がることを
やってきたはずです。
あなたはいつ
それに気付きますか?
あなたはいつ
自分が使命に値する存在だと
認めますか?