こんにちはHiroです。
先日始まった
3ヶ月の連続講座で、
静岡から参加の受講生さんから
お菓子をたくさん頂いて
しまいました。
静岡限定の富士山を
モチーフにした箱に入った
キットカットです(^^)
参加人数が増えたので
バラバラにして皆さんで
いただきました。
そして、
一番多く頂いたのは、
僕でした(^_^;)
「和をもって尊しとなす」
これは十七条憲法の冒頭に
出てくる文言ですね。
僕は若い頃、
この言葉があまり好きでは
ありませんでした。
和を乱すな!
みんなと仲良くしなさい!
みんなと仲良くするためには
自分の意見を控えなさい!
こんなふうに
言われている気がして、
とても憂鬱になったものです。
なんだか日本って、
窮屈だなぁと感じても
いました。
しかし数年前、
僕のこの解釈は全く
違っていたことを
教えられました。
「和をもって尊しとなす」
これは現代の
民主主義のように
多数決で決めるのではなく、
少数派の意見をジックリと聞き、
納得のゆく一致点を探し
続けること。
なのだそうです。
これを聞いた時、
意見が一致しなかったら、
どうするのだろう…
一致できる点て何だ…
などなど疑問点は
たくさんありましたが、
今まで僕が探していた
白か黒かのデジタル的な
答えではなく、
グレーのグラデーションによる
限りなくアナログ的な答えが
あるのかも知れない。
この頃から僕は
日本に対する見方、
考え方が大きく
変わってきます。
そして、
その具体的な例をつい最近
見ることが出来ました。
少し前にアイドルグループが
活動休止を発表しました。
アイドルには大して
興味はありませんが、
たまたまその会見を
夜のニュース番組で見ました。
それは
お見事の一言でした。
5人グループの1人が
やめたいと言い出した。
そして、
残りの4人は必ずしも
同じ意見ではない。
かなりの時間をかけて、
全員が納得する答えを出すため、
ジックリと話し合ったことが
会見の様子からも伺えました。
まさに「一致できる点」を
探していったのでしょう。
これこそが
「和をもって尊しとなす」
ということなのだなぁ
と感じました(^.^)
そして、
講座では受講生さんが
こんな事を言っていました。
早く変化
したいと焦るけれど、
ジックリと時間をかける
必要があるんだと思う。
と。
使命が見え始めて
余裕が出てきたのも
あるのでしょう(^^)
まさにその通りです。
「和をもって尊しとなす」
が必要なのは自分自身と
ではないでしょうか。
わたし達はどうしても、
今の自分の状況が
うまく行っていないと、
早く変わりたい、
すぐにでも違う自分になりたい、
と思うものです。
しかし、
うまくいっていない
自分も自分です。
たとえ偽りだとしても。
そして、
偽ってきた自分と「本来の自分」
が一致できる点を探すのは、
それなりに時間がかかる
こともあるでしょう。
偽ってきた自分と
「本来の自分」が一致した時、
「使命」も自ずと見えて
いるものです。
「使命」を生きる、
見つけるということは、
決してインスタント
なことではなく、
丁寧に自分を見つめる
ということです。
わたし達の人生には
それだけの労力と時間を
掛ける価値がありますよね(*^^*)