こんにちはヒロです。

 

 

前回の記事でほんのちょっとだけ
「意識レベル」について触れました。

 

 

そうしたところ、

 

「丁度今の私にも当てはまるな、
 と思って何度か読み返しました。」

 

「嫌いな人を前にすると怒りがどんどん、
 どんどん大きくなって収まらなくて
 とても高い意識レベルになんていかれません。」

 

 

という心からの叫びがつまった
ご感想をいただきました。

 

 

頭では分かっていても、

「怒り」がどうしても抑えられない
という人は多いと思います。

 

 

人一倍、真面目だったり、

思いやりがあるが故に
ルールに厳しくなってしまう自分

に苦しんでいる人たちです。

 

 

「怒り」への対処法は
その「怒り」が出てくる状況や、

本人の状態などの条件によって、
違った対処方法がありますが、

今日は一つだけご紹介します。

 

 

「怒り」を抑えようと思っても、
抑えられない。

 

 

むしろ、抑えようと思えば思うほど、
どんどん湧き上がってくる。

 

 

もしくは、
「怒り」を感じないように頑張りすぎて、
自分が何を望んでいるのか全く分からない。

 

 

悲しいはずなのに
泣くことすら出来なくて本当に辛い。

 

 

数あるご相談の中でも
こういうものはかなりあります。

 

 

このような悩みを抱える
真面目な人達にまず問いかけたいのは、

 

 

「怒りは抑えなければいけないのか?」

 

 

ということです。

 

 

そもそも、
こういう悩みを抱えている人たちは

「怒りは持ってはいけない」「怒りは抑えなければいけない」
という前提のもとに生きています。

 

 

その前提は誰が決めたのか?

 

 

その前提は本当に正しいのか?

 

 

このような問いに対して
真剣に考えてみる必要がありそうです。

 

 

もっと根源的な問いを立てると、

「怒りは悪いものなのか?」ということです。

 

 

人間であれば、
誰しも「怒り」を抱くことがあるでしょう。

 

 

「怒り」は一般的には

「ネガティブなもの」「悪いもの」「持ってはいけないもの」

というレッテルを貼られていることが多いようです。

 

 

そもそもそれが間違えています。

 

 

「高い意識レベル」とは「怒り」という感情も
受け入れている状態です。

 

 

「怒り」に対して「ネガティブ」という
レッテルを貼っていません。

 

 

「怒り」を否定していては、
「高い意識レベル」にはいかれません。

 

 

ここを勘違いしないようにしましょう。

 

 

そして、「怒り」が抑えられないなら、
「意図的に怒る」ことをしてみましょう。

 

 

そうです。

 

 

「思わず怒ってしまう」のではなくて、
「意図的に怒る」のです。

 

 

人間は怒っても良いのです。

 

 

自分が怒りを感じていることをちゃんと
「怒る」ことで伝えましょう。

 

 

僕も若い頃はずっと
「怒ってはいけない」と思いっていました。

 

 

とにかく「怒らない良い人」を演じながら、
自分を追い込んでいました。

 

 

しかし、30代半ばくらいから
「意図的に怒る」ようになりました。

 

 

会社勤めをしていたとき、
朝礼で話がおかしな方向へ進んでいたので、

「ここは怒る場面だ」と決めて
思いっきり「怒り」ました。

 

 

もちろん、
いきなり怒ったわけではありません。

 

 

まずは事実確認をして、理由を説明しつつ
急に大声で全員を怒鳴りました。

 

 

普段、どちらかと言うと
声の小さめな僕が急に大声で怒ったので
相当なインパクトがあったようです。

 

 

そのあと、数人から
「思い違いをしていました」という謝罪と、

「感動しました」という礼も受けました。

 

 

「怒り」は使い方次第で
他者に絶大な影響を与えることが出来ます。

 

 

「怒り」にも意味があり、
必要だから存在しています。

 

 

「怒り」を悪いものと決めつけて、
抑えつけたり爆発させたりしていると、

人間関係を壊してしまったり、
仕事でも信頼を失ってしまいますね。

 

 

何よりも
「またやってしまった……。」

とそんな自分を嫌いになってしまったら
本当にもったいないことです。

 

 

 

「怒り」の対処法は「怒り」の中にいると
自分だけでは気づけません。

 

 

どのように「意図的に怒る」かに迷ったら
一度ご相談下さい。